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平凡社新書・ピックアップ
海野弘『秘密結社の日本史』
歴史には、見えないネットワーク、秘密結社が潜んでいる。神話の中の結社から現代のカルトまで、「見える歴史」からこぼれ落ちた陰の組織より日本史を読み直す。
戦前、民俗学者の岡正雄は南方の伝統的秘密結社が日本文化の深層に沈んでいることを指摘した。それは折口信夫の〈まれびと〉論につながる画期的な秘密結社論であった。しかし、戦後になってもそれはあまり顧みられなかった。なぜだろうか。日本に秘密結社はないのだろうか。古代から近現代にいたるまで、秘密結社という〈消された歴史〉をたどる。(出版社からの内容紹介)
田中淳夫『田舎で起業!』
経験もなく地縁もない元都市生活者たちが、畑の仕事、海の仕事に挑戦。商品開発から販売、地域づくりまで、ビジネスとライフスタイルを変える新・田舎暮らし術を提案する。
会社に見切りをつけて起業する人が増えている。そんな時、田舎に注目すればさらに選択の幅が広がるはずだ。離島でイワガキの養殖を始め、その注文をインターネットで集めた例、合理的な経営管理で週休4日を実現した観光農園の例、村の特産品であるゆずを全国ブランドにした広告戦略の例など、さまざまな試みを取材し、その成功の秘密を明らかにする。一方、甘い発想や誤解に基づく失敗のケースも紹介し、本当に成功するにはどうしたらよいかを提案する。「田舎はベンチャービジネスの宝庫だ!」(出版社からの内容紹介)
渡辺保史『情報デザイン入門』
情報をデザインするということは、なにもインターネット上のウェブサイトだけの話ではなく、私たちの日常生活すべてに関わっている。本棚整理だって、立派な情報デザインなのだ。
形のない「情報」を「デザイン」するとはどういうことか?ウェブサイト構築のノウハウ? それだけではない。「情報デザイン」とは、ものと人、人と人との新しい関係を作ることだ。
本棚の整理から手帳、地図、時計、そして地域社会の活性化、…… あらゆるものが、「情報デザイン」の対象である。すべての人が表現者になるインターネット時代に求められている画期的デザイン論。(出版社からの内容紹介)
新井潤美『不機嫌なメアリー・ポピンズ』
「階級」を知らずして、イギリス小説を真に味わうことは不可能だ! 映画化されたイギリス小説を中心に、イギリス人の心理に深く重く沈潜する「階級」と「階級意識」を読み解く。
われわれはイギリス小説を読む。その映画化作品も見る。だが、本当にその面白みを理解できているだろうか?スノッブで、イジワルで、「階級」にとらわれたイギリス人、その作家たちが書く文章には、「階級」にまつわる揶揄と皮肉が練り込まれ、行間には棘がひそんでいる。そして、映画ではそれらがどう変容され、また強調されているのか?小説と映画から、イギリス社会とイギリス人の心理に深く重く沈潜する「階級意識」を読み解く。(出版社からの内容紹介)
山内志朗『ぎりぎり合格への論文マニュアル』
オリジナリティなどいっさい不要。苦手な論文試験を最小限の努力で合格するためのコツを惜しまず公開。ぎりぎりでの合格を目指す人のための画期的かつ究極の論文指南書。
「論文の書き方」は、類書が星の数ほどありますが、この「論文マニュアル」は、 良い論文を書こうとすることこそが論文執筆のつまずきの石だと主張しているという点で画期的なものです。論文とは、まずは形式であると筆者は言います。そのため、この本では、知っていそうで実は知らない論文の形式の基礎を懇切丁寧 に解説しています。ここで披露されている形式さえ守って論文を書けば、不合格にはできないぎりぎりの線は確保できます。
ただ、この点ばかりを本書の特徴として強調しすぎると、ひじょうに単純なマニュアルのように聞こえてしまいますが、何度も論文で失敗したことがあるという筆者の書き振りは、体験に基づくひじょうにおもしろいエッセイでもあり、読み進めば進むほど論文執筆の深みも見えてくるという、絶妙なバランスの「論文作法」 に仕上がっています。本書はマニュアルの振りをしていますが、実は良質な「学問のすすめ」でもあります。
本書を一読すれば、合格のためのテクニックが分かるだけではなく、論文を書き 続けるための元気が出てきます。この本は、小論文やレポート、あるいは卒業論 文を最小限の努力でパスしたいという「要領の良い」ひじょうに多くの人々のお 役にたつことでしょう。(出版社からの内容紹介)
横田睦『お骨のゆくえ―火葬大国ニッポンの技術』
生前葬や撒骨、遺言ブームなど、自らが死を演出する今、本書は、遺体を骨にし葬る側の技術に注目。火葬大国ならではの進化をとげた「儀礼」と「技術」の関係を解きあかす。
遺言ブームや生前葬など、自分らしい葬送のあり方が模索される今、亡骸をお骨にし埋葬するまでの“弔いの技術”を私たちはどのくらい知っているだろうか。人と環境にやさしい火葬炉や、地震に強い墓地、巨大棺出現の謎から撒骨、霊柩車の最新事情まで、日本の葬送文化のこれからを新しい視点で読みとく。火葬大国ニッポンならではの進化を遂げた、お骨とお墓のテクノロジーを追う。(出版社からの内容紹介)
安達功『知っていそうで知らないフランス―愛すべきトンデモ民主主義国』
近代民主主義の発祥の地フランス。でもその内情を覗いてみると、かなりトンデモなことが……。不思議な選挙や徹底したエリート主義、フランス流人権の意外さなどをエピソード豊かに描く。
近代民主主義の発祥の地フランス。しかしその内実をのぞいてみると、かなりトンデモなことが……。権利はたっぷりあっても義務はまるでなし?頭を使うことはぜんぶはエリートまかせ?左翼も保守も汚職にまみれ、環境意識は希薄、人権概念もなんだかちょっと変わってる……。それでもフランスという舞台はまわってゆく。特派員がみつめた愛すべき変人国家の素顔。(出版社からの内容紹介)
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